Pすく~る活動報告

第5回活動報告

■活動日・時間 2022年7月26日 13:00~14:30


■活動形態 対面


■参加者 計5名


〇ファシリテータ:Aさん

 

〇今回のp4cのテーマ:「子ども」

「子どもに考えさせるためにはどうすれば良いのだろうか」(B)

「子どもの個性を伸ばすにはどうすれば良いか」(A)

「子どもに、子どもとして教えるか、1人の人間として教えるのか。どちらが良いのか」(C)

 

問いを考えた理由について

A)学校の教育は、子どもの個性を伸ばす。やろうとしても、教育をしたいなと思っていても、こっちの主観で、この子の個性はここだと伸ばして良いのか。伸ばしていい個性と、伸ばしてはいけない個性。元気はあるが、場面を選ばないといけない。こっちの主観で、個性を発揮させる場を決めて良いのか。個性のぶつかり合いで消える可能性も。

C)年齢関わらず、一緒に教える場面が。小さい子には小さい子のために。お母さんには、お母さんのために。分かりやすくしようとして、逆に子どもにとって分かりやすくないときも。

B)教育実習のとき、難しかった。

 

〇今日の問い

「子どもに、子どもとして教えるか、1人の人間として教えるのか。どちらが良いのか」(C)

 

C)子ども相手にする感じで、子どもに教えたことが、子どもにとって分かりづらい。1人の人間として教えることもアリだが、伝わらなかったら意味がない。

A)社会人として教えるか、子どもは子どものために分かりやすく子どもっぽくなる。

D)教えるとき。幅広い場合は、子どもでも1人の人間として持っている。1人の人間として考えることが良い。子どもとして扱ってほしいときもある。安心とか、その子にあったもの。

B)方法としては、子どもに合わせて。

A)授業メイン。教えるのであれば、子どもの発達段階に合わせて。生活を含めて。子どもとの接し方、対人関係。先生と生徒における立場。接し方。

 

問い:「子ども目線として、子どもとして扱われるのと、1人の人間として扱われるの、どっちが良いかな。」

D)時と場合による。自由研究は、家庭に任せられる。協力してくれる親はありがたいが、親が盛り上がって、指示されてると嫌になる。自由過ぎると、失敗したときの軌道修正ややり直しは、大変。成功体験よりも失敗が積み重なる。分からないことは教えて欲しいが、挑戦する余白は残してほしい。

C)場面によって。過干渉になってほしくない。車で迎えに来て、ドアを開けられるのに開けられたなど。大人として接する。その子に合わせて。

A)大人目線で。大人の、やらせてはいけないラインがある。大人になって、分かった目線がある。

 

問い:「やっぱり子どもの意見は優先されるべきなのか。」

B)話し合って、納得することが大事。

D)理由を話し合うことが大事。自分の考えを言語化できない。話し合いの機会を持つことができない。間違ってない。どの立場にも考えはあって、お互いに寄り添いあうためには、納得するべき。

C)話し合うのは大事。話し合って、共有したことを使って、子どもが自分で決められるようになったら良いな。親として譲れない所があって、ルールを決めた先に、それを分かった子どもが、そこを踏まえた決め方ができたら良いな。

A)お互いに、同じ方向を。子どもが決める。大人の意見が優先される。自分の意見を決められない。どうしたら、子どもは意見を通せるようになるのか。子ども「川に行きたい」大人「危ない」。どうやったら、お互いの意見を一つのところに持っていけるかな。大人として育てたい子ども像に向けて。ラインが明確になっていないと。子どもの力を育てるのは大事かな。

 

E)違う考え。話し合うことの大切さ。話し合うことは、なぜ大切?話し合って、本当に同じ方向を見出せているのか。話し合いで解決するのか。何に対して納得できるのか。同じ答えにはならない。話し合うことで、何かが進む。

 

問い:「話し合いの意義とは?」

D)ゼミで、福島の班。福島は、人々の立場が分かれた。賠償金の額が違う、福島に戻ったり戻らなかったり。立場の違いで、いがみ合うことも。話し合いで、相手の立場を理解する。自分が相手だったら、どうかなが分かる。100%、同じ方向は無理だけど、大変なことは分かる。

C)話し合って解決するライン。絶対ダメというライン。それ以外の、どっちも間違っていないというときの話し合いは。どっちの意見も交ぜて一個にまとまることもあるが、親の意見が通ってしまう。この場では、あなたには納得しますというような一緒に生きる上での割り切り。

B)話し合いは、参加する手段。分かるための手段。

A)相手がなぜそう思っているのかを分かる手段。話し合いを通じて、相手を理解する。お互いに、一つの方向を向けるかは分からないが、話し合いを通じて共通点や相違点が明らかになる。話し合わないと難しい。

E)話し合いで解決することはそうそうない。根本的に。話し合いに参加してる人が、みんな考えが違うから。相手が何を考えているのかを分かり合う。その結果、割り切る、妥協点、新しいものを生み出すことも。言葉で伝え合うことには意味がある。そっちの方向に行くか、まあいいかかもしれない。考え続けていくかもしれないし。大事な作業。深まるは、お互いに理解し合って、新しいものを作ったり。前と後で、違うことを気にする。

A)多数決は、方向性を決める手段。多くの意見と、少数の意見。少数の意見の尊重。どうすれば良いのか。

 

問い:「優先されない意見が出てくる。そこを救うにはどうすれば良いか。」

C)少数の意見も一つだから、多数者に合わせないといけない。大きな一括り。小さく分割したとき、少数の意見は必要になるかも。制度を全部変えることは悪くないが、全部を変えるのではなく、部分部分で一人に合わせていく。

B)場面による。個人の権利が侵害される状況と、そうではない状況がある。

A)大事な生活のルールとかによって、侵害される場合もある。校則で「髪型を変えてはいけない」、子どもが「髪型を変えたい」というのはどうだろうか。侵害されているようにも感じる。その子の個性が伸びない。

B)権利が侵害されていると声を上げる方法を教える

C)生きづらさに繋がる。教師として、変えることができるという声掛け。それができる子だったら良いが、できない子もいる。学校ではダメだけど、ということがある。場所にこだわらないというのも、権利を回復させる方法としてある。

A)教師がどうはたらきかけるかが大事。教師が意見を持つことも大事。学校は子どものためにあるから、教師は中立であるべき。子どもの立場として、表現したい。大人としては治安が悪くなる。表現する機会を作る。子どもに考えさせる、行動に移させるために、教師はどんな働きかけをするのか。選択肢、提案をする。知らせてあげる。

C)子どもに情報をあげる。知らなかったからできなかったのは、残念。子どもが知るように働きかける。どういうふうに立ち向かっていくのか、きっかけ、声掛けが必要。

B)情報を与える。ルートに乗せるのはどうだろうか。

A)対面で話して、こっちから問いかける。小さなところから、子どもから引き出すことも大切。

活動写真

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