Pすく~る活動報告

2023年度第1回ハワイ大学交流会 活動報告

■活動日・時間 2023年5月20日 10:00~11:30


■活動形態 オンライン


■参加者 計12名


〇ファシリテータ:Aさん

〇通訳:Bさん

〇アイスブレイク&自己紹介

・名前と今日の昼食について紹介

・「コミュニティボールの代わりになる物の紹介



〇アクティビティ「うさぎとねじ回し( Rabbit or wrench )」

・コミュニティ形成が目的

・質問を繰り返し、何を思い浮かべたのか当てるアクティビティ

・やり方

  ①親が、何かを思い浮かべる(例:「pen」)

  ②誰かが、「Rabbit or wrench?」と聞く

  ③親は、どちらが近いか答える(例:「wrench」)

  ④また誰かが、「wrench or computer?」と聞く

  ⑤①~④を繰り返す



〇みんなの問い

・「ルールはどうしてあるのか」(Cさん)

・「多様性とは何だろう」(Dさん)

・「子どもに考えることの楽しさを教えるにはどうすればいいのか?」(Eさん)

・「Is all knowledge really just inference?(全ての知識は実際ただの推論に過ぎないのか)」(Aさん)

・「なぜ私たちは勉強することが必要なのか?」(Fさん)

・「Why do we study for?(何のために勉強するのか?)」(Gさん)

・「Which is more important, playing or studying?(遊ぶことと勉強すること、どっちが大事?)」(Hさん)

・「What animal is the strongest in the world?(世界で一番強いのはどんな動物?)」(Bさん)

・「大学生は大人か、子どもか。」(Iさん)

・「挨拶はなぜ必要なのか」(Jさん)



〇今回の問い:「大学生は大人か、子どもか」(Iさん)

・大人として見られるときもある。バイトや法律など。でも、親にとっては、子どもはずっと子ども。それを見なす側の立場による。だから、どっちでもあると思う。(Dさん)

 

・見る視点によっては大人/子どもが変わるのは確かにある。でもどこが境界だろうか。一般的には、どこからが大人だろうか。法律だと、18歳からだけど。しかし「中学生でも大人なんだから大人として行動しよう」という先生もいる。人によって感覚は異なる。(Gさん)

 

・親から見たときに、子どもはいつまでも子ども。子どもは親を越えることはない。でも社会的に見たときに、大学生は大人。高校を卒業して、就職をしている人は大人。高校を卒業したら、全てが自分の責任だと思う。大学生は1人の大人、自分で責任を持って生きていく。(Kさん)

 

・自分自身で考えると、全員が大学生ではないが、お金の面はほとんどは親から。その面からは子ども。生活、普段暮らしていることを考えると、1人暮らしだと、自分のことは自分で。実家暮らしでも、自分がしたいことを自由にできるから大人。自由は、自分のしていることに責任を持つこと。だから大人。(Jさん)

 

・大人か子どもかの違いは、それぞれの精神が関係する。中高校生でも、大人びている人や落ち着いている人は、大人に見える。逆に、本当に大人か?と思う人もいる。学年や年齢もあるが、精神的な面も影響している。この人大人だなあとか、自分は子どもだなあと思うこともある。(Fさん)

 

・大人っていう概念は、その人の技術や知識、能力と人格によると思う。親から見れば、子どもはずっと子ども。それぞれの人に判断基準がある。そこには、その人の経験や感情がある。法律的でしか、この人は大人であると明確に決められない。区切りとしての年齢。(Cさん)

 

・大学生は大人。そもそも、大人とは。大人は責任がある人のこと。何に対して責任を持っているのか。自由に対して責任を持っている。大学生の自由とは、好きな授業を選択、行かないという選択、不真面目にするという選択もあること。親も尊重してくれるように、好きにさせてくれる。法律上、18歳になると権利がある。クレジットカードが作れたり、アパートを借りられたり。はるかに大きな自由があるから責任を負うべき立場。大人として考えるべき。(Eさん)

 

・大人と子どもの考え方が、みんなと反対。子どもの方が自由。子どもの方が、自由な発想で自由なことをしている。大人になると、不自由になる。毎日、自分の自由がないと感じたこともある。そもそも大人になるって何だろう。大人の方が自由なのか?という問いが出てきた。(Bさん)

 

・同じことを思っていた。子どものときの方が自由。大人になると色々な責任があって、思うように生きられない。なんで子どもは自由なのかなと考えると、子どもは自分のことだけを考えているから。大人になると、他者の関わりができるので、他者意識の芽生えで、自由にしてはいけないという意識がある。大学生の皆は、適度に上手く、子どもになったり大人になったりしているから、この疑問が出てきたのかなと思う。国家が成人を決めるのは国を維持するためで、とにかく大人になってもらおうというのが法律。すごく問いが考えさせられる。(Lさん)

 

・自由について考えると、どっちが自由というより、自由はそれぞれにあるが、自分を取り巻く環境が影響している。もともと自由だけど、考えないといけないことがあるから、子どもの方が自由だと感じる。大人になるにつれて選択肢も増えるから、責任も増える。大学生になると、大人になっていく感じだから、明確な境界線とは言えない。大学生は大人になっていっている最中ではないか。(Hさん)

 

・子どもと大人の区切り、子どもとは何か、大人とは何か、大学生とは何かということも曖昧。幼稚園のときに話す「大人」は明確だったが、大学生になって話す「大人」は曖昧。色々な面から「大人」を見るから、色々な概念があるのではないか。大学生は、大人と子どものいいとこどり。考えが深まった。(Iさん)

 

・なんで大人と子どもの区別をするんだろう。子どもの立場の人を守るため。法律や社会において、子どもの立場にいる人を守るため。大学生は保護する必要がほぼないが、あるときもある。(Aさん)

振り返り

・どれくらい聞くことができたか

・たくさん考えるようなセッションになったか

・今日の問いについて、考えが深まったか

・今日のp4cは楽しかったか

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