Pすく~る活動報告

第8回活動報告

■活動日・時間 2022年5月27日 12:10~12:50


■活動形態 対面 6号館1階105共同スペース101


ファシリテーターとは? たかたか先生のご講話

 

◎ファシリテーターとしてのマインドセット(心構え)

・ファシリテーター自身が笑顔でいる。聞き役になる。

・子どもの声・言葉に耳を傾ける
・言葉を吟味する

・「待つ」ということを大事にする。気持ちを穏やかにゆっくり考える。

・進行する人+問いを深める人という認識で。(どんな話が出ているのか整理しつつ)
・堂々巡りになってしまったら一旦話を切って、初めの問いに戻したり、新しい問いに繋げたりする勇気も必要。

考えることを諦めない、楽しめる人に!!

このマインドセットを念頭に置いて進める。

→この心構えをもってやるためにはWRAITECを使うと良い!!

 

◎「Pすく~る」でファシリテーターしている皆さんがすばらしい点は

・対話の流れ(プレーンバニラ)を把握している

・アイスブレイクで雰囲気づくりを大切にしている

・一人一人の声を聞くことを大切にしている

・参加者が自ら安心・安全な環境を作ることを意識している状態

 

◎いざ、実践!!

問いに対して、WRAITEC(ライテック)を関連付けて対話をつないでほしい。

問い「左手の薬指に指輪をしている人は本当に結婚している人であると言えるのだろうか」「T」「A」「E」「C」「I」を使って考えてみよう。

Aさん)そうとは言い切れない。結婚していると見せかけるためもあるのではないか。【推論】

Bさん)結婚している人もいればしていない人もいると思う。大学生ではファッションで付けてる人もいる。【例】
Cさん)必ずしもそうではないと思う。ファッション、左手の薬指のリングが「結婚している」という意味を知らない人もいるかも【推論】

Dさん)当たり前じゃないかもしれない。ファッションもあるし、男除けでつけてるひともいるんじゃ?【推論】

こういった風に、対話を深めていくためにライテックを使うことができる。前提を疑うのはなかなか難しいが、とても大事なこと。

◎多様性を包括する時代になって教育はどう変わるか??

→それに対するSociety 5.0と学校ver. 3.0がある。

学びに向かう力としなやかな心を育てる。現実世界を理解し、自ら考え、時代の変化にも対応できるようにする。

 

何のために学ぶのか?

→自己や他人との対話でよりよい生き方を考え続ける人になるため。

誰もが幸せに暮らせる社会をつくるため。


Well Being(よりよく生きる)

のために主体的に生きる。そう生きるには、探究心を持ち続けることが大事!!

 

~Q&Aタイム~

Q.本当に自分の問いでいいのかなって思い、不安になってしまう。
A.それで良い。一つの選ばれた問いに関連付けられる問いがもうすでに出てるかも?だから、問いが決まっても、選ばれなかった問いを大切にして、念頭においておくこと。

Q.授業では、学習内容と立てられた問いでミスマッチになってしまうことはないか。

A.範囲の中で広がっていくことはかまわない。今のことが次以降につながるかもしれないから単元で見ておくことも大事。そして、広がり過ぎて収集がつかなくなりそうであれば、「今話してる問いはなんだっけ?」と問いに戻してあげる姿勢も必要。少しずつねらいに近づけていく。子どもの対話や考え、思いを活かしつつ授業を進められるように。

 

◎ビデオ鑑賞

授業で取り扱う際の流れ

  1. 教材を読んで問いを立てる
  2. 子ども達から問いを集め、教師が予めいくつかピックアップしておく。
  3. 皆で考えたい「問い」を多数決で決める。※決められた問いはいつでも確認できるようにしておく。
  4. 自分の考えをワークシートに記入し、対話開始!
  5. 対話の感想を記入し、発表する。考えの深まりがあったか等確認。

感想

ファシリテーターとしての心構え、やりかたについて学ぶことができてとても良かった。WRAITECを使って実践をしたときにとても対話の深まりを感じた。積極的に使っていきたいと思うし、なんだかちょっと自信がついた気がする。

活動写真

Copyright© 宮城教育大学 上廣倫理教育アカデミー All Rights Reserved.